2013年2月19日火曜日

モントリオール生活:21日目 大学院生が教え方を学ぶ、Learning to Teach Day

TLSが行っている、Learning to Teach Dayでのワークショップの一つについて話をうかがった。Learning to Teach Day全体の概要については、後日、話を伺うことになっていて、今日は一部のワークショップのみについての話だった。

Learning to Teach Dayというのは、大学院生やポスドクを対象とし、教え方について学んでもらおうというもの。いわゆるプレFDにあたるだろう。マギル大学では多くのTAを抱えているので、TAへのトレーニング機会でもある。参加者のバックグラウンドはさまざまで、理系もいれば文系の大学院生もいる。

話をうかがったワークショップでは、効果的な授業方法について知ることを目標としていた。ワークショップの中では、アクティブラーニングとはどういうものなのか、なぜアクティブラーニング手法を授業で使うのかといった説明や、アクティブラーニング手法を使った授業の事例紹介、グループディスカッションなどが行われた。ワークショップで実際に活動を体験しながら、学ぶことができる。このワークショップは、昨年11月に行われ、次回はこの3月に行われるそうだ。

またこの日は、午後からALCでの授業を見学した。モントリオールに来てすぐにお会いしたCarolyn先生の授業。英語以外を母国語とする大学院生を対象にした授業で、英語の発音とアカデミックスキル(口頭でのプレゼンテーションスキル)に関する授業。私自身も授業にひとりの受講者として参加して欲しいということだったので、学生と一緒に話したり発音を確認するなどしながら見学させていただいた。この日のテーマは、動詞の変形。動詞が過去形になる時、"ed"が追加されると発音はどう変化するか。動詞の種類によって発音に法則があるか。そういったことを考え学ぶ授業だった。ひとつの円卓を囲んだグループごとに発音を確認したり、単語を分類したり。自然とほかの学生とのディスカッションが生まれる。

この授業の学生は10名程度。以前まではこの授業は他の授業と同じように受講できていたが、今年度から授業料とは別に受講料が必要になったらしい。そのため、受講する学生が減ったとのことだった。「もっと人数が多ければ、もっといい授業になるのよ。」と先生がおっしゃっていたのが印象的だった。

明日は、授業見学2件、新しい化学実験室の見学、ミーティングが予定されている。こちらも楽しみだ。


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