2013年2月12日火曜日

モントリオール生活:14日目 発表の準備

TLSを初めて訪れてから約2週間。この間、教室の見学や教員との懇談、ALC担当のアダムとのミーティングを行なってきた。今度は、私が何者なのかを紹介する番である。

翌日のTLSスタッフのミーティングにおいて、私の発表の場を設けていただいた。英語でのスライドはすでに作成済みだったが、これまでのアダムとのミーティングなどから、少し情報を追加しようと思い、この日はその作業をした。

アダムとのこれまでのミーティングでは、ALCでの教員サポートの状況、ALCの評価について話を聞いたり議論した。それらを通して、TLSが目指しているものや力を入れていること、日本とカナダの類似点や相違点を多少は認識できた。これらを反映した発表を行い、私が日本で何をしているのか、なぜマギル大学に来たのかを伝えたいと思う。

2013年2月11日月曜日

モントリオール生活:13日目 予算カットの影響

朝、オフィスに行くといつもと様子が違っていた。いつもより人が少なく、オフィスにいるスタッフも誰かのスピーチをパソコンで聞いている。何かと尋ねてみると、予算カットに関する説明会の動画配信を聞いているとのことだった。

実は今、マギル大学を含むケベック州の大学がケベック州による予算カットに揺れている。

昨年春、ケベック州は予算増加と授業料アップを大学側に約束した。それに基づいて、大学側は5年間の予算計画を立て承認された。しかしその後、授業料増加額が変更され、授業料アップによる増加額が見込みよりも少なくなった。昨年9月にはケベック州首相が替わり、新たな政権が誕生。この頃から、大学予算をめぐる動きが激しくなる。前政権が約束していた授業料アップをキャンセル。11月には授業料アップを取り消した分を州政府が補償することを約束、11月末には補償額も決まったものの、その2週間後には高等教育大臣が今年度予算を遡及して削減することを伝える。12月中旬から1月中旬にかけて今後7年間、授業料不足分の補償を行うことを州政府が支持していたものの、1月18日には高等教育大臣の予算カットは来年度も続くこと、さらなる減額も予想されるという発言が報道される。1月22日にはケベック州首相が先に述べていた今後7年間の補償を保証できないこと、大学への予算分配のやり方を見直すことを発表。そして、1月30日に、求められる削減の50%を今年度末の4月30日までに行わなければ、州政府からの予算分配である分割金を支払わないことが大学側に通知されたということのようだ。

これまでの経緯を見ると混乱しているのはよくわかる。補償する/しないといったことが何度も出てきて、関係者でも流れを追うのは大変だろう。これらの混乱は、ケベック州の首相交代後、激しくなったようだ。これらによって、大学は予算面での緊急対応を求められている。

この日、これらの経緯と大学の予算使用状況に関する説明、教職員(学生も参加していたかもしれないが)との議論の場として、説明会が行われたようだ。そして、それらの模様は、リアルタイムで配信され、キャンパス中の教職員らが閲覧できるようになっていた。これらの説明会は、この日と翌日にも同じ内容で5回ほど開催されたようだった。大学は、状況を説明した上で、どのようにこの危機を乗り越えるかの意見を公式ブログへのコメントなどで求めているということだった。説明会終了後、多くのスタッフがオフィスに戻ってきて、説明会の内容に対する議論をしていた。

正直、上記の経緯を追うのも大変だった(たぶん、合ってるはず)。今年度分も予算が削減されるのは、厳しいだろう。今年度はあと2ヶ月半しか残されていないのだから。現在は説明会の録画映像をオンラインで見ることができる。そして、公式ブログでは、教職員からのコメントが投稿されている。今月末、ケベック州の大学サミット(学生団体や大学、州政府や市民団体がケベック州の高等教育システムについて議論するもの)が開かれるようなので、その後おそらくまた動きがあるのではないだろうか。

2013年2月10日日曜日

モントリオール生活:12日目 メトロに乗る

この日は天気が良さそうだったので、リフレッシュがてら街歩きをすることにした。

メトロの1日乗車券を購入した。メトロとバスが24時間乗り放題で、9CAD。一回メトロに乗ると3CADかかる。3回以上乗れば、十分もとが取れる。24時間有効なので、土曜の夕方に購入したら、日曜日の夕方まで利用できるのもいい。購入のタイミングによっては、土日の移動が1日乗車券だけでできてしまう。1日乗車券は、紙のカードになっている。使い方から推測するにICカードだと思い、使用後に紙をはがしてみたらやはりそうだった。

こちらが1日乗車券

モントリオールに来てから、メトロに乗るのはこの日が初めてだった。せっかくなので遠出をしようと思い、サンテレーヌ島へ。ダウンタウンからメトロで15分程度のところ。昔、万博をやった跡地らしく、公園や植物園がある。金曜日の雪の影響で、あたりは雪だらけだった。川越しにダウンタウンが見えた。
 サンテレーヌ島から、徒歩あるいはバスで隣のノートルダム島に行ける。ノートルダム島には、F1のカナダGPが行われる、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットがある。夏は、サーキットの道路を自転車やセグウェイで移動できるようだ。冬は雪が多く、車で通ることはできるものの、F1の華やかな雰囲気はまったくない。また、ノートルダム島には公営カジノがあり、サンテレーヌ島からカジノに向かうバスに多くの人が乗り込んでいた。

土曜日のシンシアとのディナー、この日の街歩きでリフレッシュでき、疲れがとれた。月曜日からの活動に弾みがついた。

2013年2月9日土曜日

モントリオール生活:11日目 シンシアご夫妻とのディナー

この日は、夕方からTLSのディレクターであるシンシア教授ご夫妻と会うことになっていた。

シンシアのご主人が運転する車でホテルまで迎えに来ていただき、そのままモン・ロワイヤルへドライブ。モン・ロワイヤルは、滞在中一度は行ってみたいと思っていた場所。標高300mほどの山。この場所が、Montrealという都市名の由来になったらしい。ちょうど日が沈んだ後だったので、夜景がきれいに見えた。モン・ロワイヤルにある、十字架の写真をいつかちゃんと撮らなくては。



その後、モントリオールで有名なベーグルのお店に行き、ベーグルを焼いている様子を少し見てからお買い物。このベーグルのお店は、なんと24時間営業、年中無休。深夜でもお客さんが来るということだろうし、やはりモントリオールの人たちはベーグル好きなんだろう。

それからギリシア料理のお店へ行き、夕食をいただいた。ギリシア料理ってどんな感じなんだろうと思っていたのだけれど、前菜から魚料理、デザートまで大変おいしかった。味付けはとてもシンプルで、優しい味だった。デザートでいただいたヨーグルトがとても粘り気のあるもので、まるでレアチーズケーキのようだった。

夕食の間中、シンシアとTLSや日本の大学のこと、大阪や京都のこと(シンシアは2月末に阪大で講演予定)などを話した。これまで、ゆっくりと話す機会がなかったので、様々なことを話せてよかった。大変貴重な時間だった。

2013年2月8日金曜日

モントリオール生活:10日目 雪がたくさん

この日は、モントリオールに来て初めて、結構な雪が降った一日だった。

これまでも、雪が降ることはあったけれども、それほど積もらないものだった。しかし、この日は、朝から吹雪いていて、夜まで降り続いていた。こちらに来て、やらなくなったことが一つある。それは、傘をささないこと。よく海外の人は傘をささないと聞くが、モントリオールもしかりで、自分自身も傘をささなくなった。どうしても雪に当たるのが嫌なら、ダウンコートのフードをかぶることにしている。街を歩く人々もだいたいそんな感じだ。

マギル大学があるダウンタウンあたりは、車も歩行者も多いので、道路に大量の融雪剤が撒かれる。この日は、夜まで融雪剤が撒かれることはなかった。いや、撒かれたのかもしれないが、それ以上に雪が降った。朝から夜までで10cmぐらいは積もったのではなかろうか。



歩道にも雪が積もっていた。普段は、道路に大量の融雪剤が撒かれることで歩道にはあまり雪がない。一方で、日本から履いてきた私のブーツは、融雪剤のせいなのか、ひどいダメージを受け買い換える必要がでてきた。週末にでもブーツを買いに行こう。

2013年2月7日木曜日

モントリオール生活:9日目 雑談で笑いをとる

この日は、私にとって嬉しいことがあった。それは、ランチ中のTLSスタッフとの雑談で笑いをとったこと。

モントリオール生活・6日目の投稿にも書いたとおり、TLSの皆さんのコミュニケーションには、笑顔があふれている。この日も、いつものとおり、スタッフの方々と一緒にお弁当を食べてランチをとっていた。そして、これまたいつものとおり、雑談。

この日の雑談では、spicy foodについて話していた。雑談は、かなりローカルな話題だったり、知らない固有名詞が出てくることが多い。でも、spicy foodのことはわかるぞ、と思って皆さんが話すのを聞いていた。そしたら、「あなたはspicy foodは好きなの?」と聞かれたので、「ええ、好きです。」と答え、さらに夫もspicy foodが大好きなこと、数カ月前に夫に起きたspicy foodに関連した出来事を話した。そしたら、皆さん爆笑された。よっしゃ、笑いとったでーと心の中で思った(笑。そして、ランチでの雑談を通して、TLSの皆さんにさらに近づけたような感じがした。

後日談として、この日以降、なんとなくだけれども雑談での私の発言が増えたような気がする。雑談は、自分を知ってもらう良い機会なので、これからも積極的に会話に参加しようと思う。

ちなみに、笑いをとれたネタというのは、たいしたことない出来事。でも、ジェスチャーもつけて話したら、皆さんの反応がとても良かった。ネタ元の夫よ、笑い話にしてすまん(笑。

2013年2月6日水曜日

モントリオール生活:8日目 疲労と英語

ちょうどモントリオールに到着して1週間がたった。TLSでの生活にもだいぶ慣れ、自分のペースをつかみ始めた。

その一方で、私の疲労はピークに達していた。まず一つの原因は時差ボケ。昼〜夕方にかけて眠気が襲う。朝は5時ぐらいに目が覚める日が何日か続いたり。二つ目の原因は、 椅子に座る生活。ホテルにいる時は、だいたいコンピュータを置いているデスクあたりで過ごす。当然、椅子に座って過ごすことになる。日本の我が家はフローリングだけれども、ソファに横になったり、ラグの上に座ったり、椅子だけを使う生活ではない。椅子に座る時間が長いためか、足がむくみ体全体がだるくなった。三つ目の原因は、枕の高さ。ホテルのベッドの枕がとても柔らかく心地良いのだけれど、柔らかいことで高さが足りない。そのせいなのか、首がとても痛くなった。同時に肩こりも激しくなった。

頭も体も疲労度最大な状態。

疲労があること自体は、それほど問題ではない。時差ボケはいずれ直るだろうし、土日にゆっくり休めば体も楽になる。ただ、疲労がたまることで引き起こされる問題があった。それは、英語力の低下。

大学院生の頃、研究活動のため、海外で1〜2週間ほど過ごすことが何度かあった。その時には、朝のうちは英語のリスニングがよくできるのだけれど、夕方になると著しくリスニングできなくなる、ということがあった。もしかして疲れているからなのか、と思っていた。モントリオールに来てからは、そういったことはなかった。

しかし、滞在1週間、疲労がピークに達したことで、その現象が出てきた。なんだか極端にリスニングできなくなってることに気づいた。(ただ単に聞き取れていないだけかもしれませんが…。)それと同時に、話すのもうまくできない。言葉が出てこなくなった。(もともとスピーキングはそれほどできるわけではないので、元からなのかもしれませんが…。)でも、もともとのスキルが低いからこそ、さらにそれが悪くなるとダメージは大きい。

このままだとヤバイなあと思い、ひとまずマッサージに行ってまずは体の疲れを癒すことにした。さて、良い方向へと進むのか…???